気ままにおススメ#6映画『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』
映画『閉鎖病棟-それぞれの朝-』
制作年/2019年
制作国/日本
監督/平山 秀幸
主演/笑福亭笑瓶・綾野剛・小松菜奈
上映時間/117分
今回は、映画『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』をご紹介!
原作は、元精神科医である小説家、帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)先生が書いた『閉鎖病棟(1994年)』となり、映画化するにあたって背景を現代に近づけるため、映画脚本用にリメイクされました。
また、この映画のワンシーンでは秦野駅近くの『まほろば大橋』がロケ地として使われています!
いつ登場するのかドキドキしながら鑑賞してみてくださいね(*´ω`)
あらすじ
死刑執行が失敗し生きながらえた秀丸(笑福亭鶴瓶)は、精神病院に送られる。
そんな秀丸が出会ったのは、幻聴に苦しむ元サラリーマンのチュウさん(綾野剛)と、家庭内暴力を受けている女子高生の由紀(小松菜奈)。
世間に居場所のない3人は、互いに支え合いながら懸命に生きる。
しかし、そんな彼らを突然の悲劇が襲う。
映画の見どころ①リアルに描かれた登場人物の過去や想い
原作を書いた帚木蓬生先生が元精神科医ということもあり、精神病院に入院する人々の背景や心情がとてもリアルに描かれているこの映画。
日常生活でそのような方と関わることがない状況で、世の中には壮絶な過去を背負いながらも人と人とが寄り添い支えながら生きている人もいると思うと、私ももっと強く生きなければいけないと感じさせられました。
この映画の主題が深く入り組んでいることもあり、視聴者それぞれの過去の経験によって感想が異なってくる作品だと思います。
ただ、過去に同じような経験をしたことがある人が見ると辛くて目を覆いたくなってしまうシーンもあるので、注意したほうがいいかもしれないです。。
映画の見どころ②まほろば大橋からの朝焼け
この映画の象徴的なシーンとして、”まほろば大橋”から朝焼けをみる由紀のシーンがあります。
この朝焼けは、この映画の本質を表すものだと私は捉えました。
暗がりもありながら、明るさもある(まるで人生を投影したような)空。
その中で点滅する(必死に生きる)、色とりどり(個性/人間)のライト。
解釈は人それぞれだと思いますので一意見として参考にしていただきたいのですが、そういった面でも多角的な視点から考えさせられる映画であると思います。
ぜひ、映画をみていただきそのシーンから何を感じたか、自分自身に問いてみてください!
最後に…
以上、映画『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』のご紹介でした!
出演されている俳優さんたちの熱のこもった演技も相まってとても没入度の高い映画となっている反面、かなりメンタルへダイレクトに来る映画になっています(-_-;)
ただそこから学べることも多いので、ぜひ気を引き締めてみていただけたらなと思います!
そして、映画を象徴するようなシーンに秦野市の”まほろば大橋”が選ばれたのは、勝手に誇り高く感じてしまいました(´ー`)
映画を見た後に聖地巡礼として、まほろば大橋を訪れて由紀がみた風景を見てみるというもの良いかもしれませんね♪