気ままにおススメ#9 映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』

映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』

制作年/2021年
制作国/日本
監督/藤井道人
出演/清原果那・桃井かおり・伊藤健太郎・吉岡秀隆・坂井真紀
上映時間/115分

今回は、映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』をご紹介!

原作は、2003年に出版された野中ともそ先生の長編ファンタジー小説となるこちらの映画は、ちょっぴり不思議なヒューマンストーリー。

主演の清原果耶さんの初主演作品ともなっており、彼女の良さがひしひしと伝わってくる作品ともなっています。

また、この作品のロケ地として『秦野赤十字病院』が使用されています!
ぜひ、どのシーンで登場するか楽しみにしていてくださいね♪

あらすじ

14歳のつばめ(清原果耶)は、隣人の大学生・亨(伊藤健太郎)にひそかに恋心を抱くごく普通の女の子。

両親と3人で幸せな生活を送っているように見えたが、父と、血の繋がらない母との間に子どもができることを知り、どこか疎外感を感じていた。

誰にも話せない思いを抱える彼女にとって、通っている書道教室の屋上だけが唯一の憩いの場。

ある夜、いつものように屋上を訪れたつばめの前に、ド派手な装いの見知らぬ老婆が現れる。

その老婆「星ばあ(桃井かおり)」がキックボードに乗って空を飛ぶ姿に驚きながらも、不思議な雰囲気を漂わせる彼女に次第に心を開き、恋や家族の悩みを相談するつばめだったが……。

映画の見どころ①ファンタジー、だけどリアル

”ファンタジー”と”リアル”は一見対極の存在であると感じられますが、この作品はその二つが上手く共存していると思います。

その象徴が、”星ばあ”の存在だと思います。

謎多き星ばあは、キックボードで空を飛んだり、不可能を可能にしたりなかなか破天荒なキャラ(笑)
ですが、言っていることはとても核心をついた言葉で説得力があるんですよね!

なので、ぜひ鑑賞の際には星ばあの言葉に注目していただいです。
自らの人生や家族に関して今一度考えなおす、いい機会になるかもしれませんよ~(*´▽`*)

映画の見どころ②経験豊富な俳優たちの演技力

この作品が初主演という清原果耶さんですが、その堂々とした演技に私には全くそのように感じられませんでした。
涙を流すシーンが数回出てくるのですが、あまりにも自然で思わずこちらの涙腺も緩みかけてしまいました(笑)

また、星ばあ役の桃井かおるさんは、”さすが”という感じでしたね~(´ー`)
一輪車で空を飛んでしまうような不思議さがありながら、人間味もしっかり残す絶妙な演技でした!
鑑賞後に「星ばあ役の女優だと誰がいい?」という質問があったら桃井かおるさん一択となるでしょう✊

個人的に良かったのは、つばめの血のつながらない母役を務めた坂井真紀さん。
実母でないながら、つばめを愛しているのがよーーく伝わってきました!
仲直りのシーンは涙、涙でございます。。(´;ω;`)

その他にも、ドラマ「Dr.コトー診療所」主演の吉岡秀隆さんや以前ブログでも取り上げさせていただいた映画「閉鎖病棟―それぞれの朝―」にも出演されていた山中崇さんの演技は安定感抜群で、清原果耶さんをしっかり支えているように見えました♪

最後に…

以上、映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』のおススメご紹介でした!

まるで絵本の中に入り込んだ世界観で、とてもほっこりさせられました(*´ω`)

主人公が女子中学生ということで、10代にも共感を得られる作品でもあると思います!

ぜひ、ご家族そろってご鑑賞ください✊

また、作中に登場した『秦野赤十字病院』!
私は行ったことないのですが、テラスから見える丹沢の山々がとてもキレイでしたね♪

この映像がスクリーンで見られると知っていたなら、絶対映画館に見に行ってましたね(^^;

なので、お家にある大きなテレビで見ること推奨です!(笑)

Written by Takumi