気ままにハダノ#36『かつて秦野の町を走った湘南軌道(湘南軽便鉄道)』
(画像引用元/https://blog.goo.ne.jp/monjugawa-kq/e/96dd72ffa9810a4c3a6cb9a589bdb027)
「気ままにハダノ」では、秦野に関する情報を気ままにお届け!
今回は、かつて秦野の名産品であった葉タバコの輸出に大いに貢献した『湘南軌道(湘南軽便鉄道)』をご紹介!!
ぜひご覧ください!(^O^)/
「湘南軌道(湘南軽便鉄道)」とは?
(画像引用元/https://www.pref.kanagawa.jp/docs/m2g/cnt/f533448/ekimemo-shounankidou.html)
湘南軌道(湘南軽便鉄道)は、かつて秦野~二宮町までを結んだ鉄道で、地域住民に”けいべん”の名で親しまていました!
1906年、秦野で産出されていた葉タバコと落花生・秦野木綿を東海道線の二宮まで輸送することを主目的として、当初は「湘南馬車鉄道」として開業すると、1913年には蒸気機関車へと転換し「湘南軌道(湘南軽便鉄道)」となりました。
(画像引用元/https://www.kanaloco.jp/news/life/article-1032569.html)
大正期には、特産物の輸送と共に旅客輸送も行い、大いににぎわいを見せていたそうですが、関東大震災によるインフラの再建が財政を圧迫したことに加え、小田急線の開業などにより1927年に廃線となりました。
今はなき湘南軌道のなごり
現在のイオン秦野の敷地が元はタバコ工場であったことから、そこに併設される形で秦野駅があったとのこと。(現在の小田急線秦野駅は、改名されるまで”大秦野駅”という名前でした)
現在駅舎や線路などはありませんが、イオン秦野入口部に案内の石碑が建てられています。
(画像引用元/https://note.com/tmt1504/n/na2b8d329447b)
秦野を出ると、台町→大竹→上井ノ口→下井ノ口→一色→中里→二宮という順番で停車していき、現在線路や駅舎は跡形もないですが、線路があった道や旧駅舎地には石碑が建てられています。
(画像引用元/https://www.city.hadano.kanagawa.jp/k-contents/dhm/dhm/honcho/shonankidou/shonankidonohadanoekiato.htm)
また、湘南軌道本社であった建物は、改装され平屋となり、薬局として使われています!
ストリートビューにてその姿を見ることができますので、ぜひご覧になって見比べてみてください♪(画像:湘南軌道本社)
(画像引用元/https://toyokeizai.net/articles/photo/673600?pn=18)
最後に…
いかがでしたでしょうか??
間違いなき秦野の繁栄を支えた功労者✊
どうしても忘れられがちではありますが、
こういう時代に合わせた記録を積み重ねていくことで後世まで伝えていけたらと思います♪
なお、桜土手古墳公園に併設されています”はだの歴史博物館”では、湘南軌道のレールや時刻表、切符、当時の写真などの資料が常設展示されています。
ぜひもっと湘南軌道について知りたいよーって方がいましたら、訪れてみてはいかがでしょうか??(*´▽`*)
Written by Takumi